教材用ムービーを作成

教え子向けのWikiにいろいろなTipsなどをアップして独習の支えにしてもらおうと思い、コンテンツの拡充を図っているわけですが、画像と文章で解説するよりも解説しながら操作したムービーを作るほうが作る方も楽だしわかりやすいですね。

問題はマイクだなと思いました。

ノートPCに搭載されているマイクを使って録音しながらスクリーンキャプチャを録画してみたところ、PC本体の冷却ファンの音を拾ってしまって、暴風雨のレポートみたいになってしまうわけです。ノイズキャンセルをかけると強烈にコンプをかけたみたいな不自然な音声になってしまうほどのノイズが乗ります。

そこで外付けのマイクを使おうと考えるわけですが、たしかボーカルマイクみたいなのを持っていたはず、と思って探してみるも、もう何年も使っておらず、どこへ行ったかも不明でありました。

ガサガサとあちこちあさっていたら、15年以上前にバンドの練習を録音するのに使っていたソニーの電池式のマイクが出てきました。

こんなのです。

当時これをなんとポータブルDATなんていう録音機材につないで、バンドのスタジオ練習を録音していたのです。このマイクが意外と良くて、DATとの組み合わせで、爆音の練習でも音割れすることなく、良好なS/Nで録音できていたのです。ポータブルDATっていうのが時代を感じさせますね…。

で、15年ぶりぐらいにこれを発掘したわけですが、付属していたと記憶しているウィンドシールドや小さなスタンド(マイクスタンドにねじ込めるようになっている台座)などが見当たらず、本体しかありませんでした。恐ろしいことに電池は当時のものがそのまま入っていましたが、幸い液漏れなどはしていませんでした。

とりあえずその辺にあったエネループを入れて電源を入れると、LEDが一瞬点灯してすぐ消えます。いくつか電池を交換してみても同じ現象なので、そのままPCに接続して仮録音をしてみました。

すると、ちゃんと録音できました!電源LEDがおかしくなっているだけのようです。

さしあたりこれを使って録音してみるわけですが、かなり顔の近くに設置しないととても小さな音でしか録音されません。録音ソフトウェア側のゲインは全開なのですが、もともとけっこうな爆音でも音割れしないようなマイクなので、どちらかというとデカい音に強いのかもしれません。静かな部屋でボソボソしゃべるのを録音するにはハンドマイクで持って使う必要があります。

そのため、左手でマイクをもってしゃべりながら右手だけでソフトウェアのオペレーションをやる、といったスタイルになりました。やりづらいです。

ウィンドシールドが無いのでブレスノイズが入りまくりですが、解説ムービーなので許容範囲だと信じることにしました。ひとまず急ぎのものはできたので、今後環境を整えながらこういった解説ムービーを充実させていこうと思います。