教本原稿の管理について

2019年9月20日

ありがたいことに今年も何本か教本の改訂作業がありました。
教本原稿は原稿のテキストだけでなく、譜例や手写真などのデータを伴うケースがあります。

譜例は、Illustratorで作成した五線紙(各種TABやピアノ譜、一段譜などいろいろ作ってあります)を印刷し、そこにシャープペンシルで手書きしたものをスキャンする、という方法でやっていましたが、最近はIllustratorからPNG出力したものをCLIP STUDIOに読み込んでSurfaceで書く、という方法で書いています。

いずれにしても浄書は浄書屋さんが行うため、私の原稿は基本的に手書きです。

このデータがバイナリデータで、結構な量になるわけです。

原稿のテキストと譜例のバイナリをまとめた状態で、全教本ディレクトリ内に各教本のディレクトリ、そのサブディレクトリとして各改訂版の原稿を入れる、というディレクトリ構造で、一番上の全教本ディレクトリをMercurialで管理していました。

このリポジトリがかなりの容量になってきたので、今回、リポジトリを分割するという作業をやってみました。
各教本ごとに独立したリポジトリにし、教本全体のリポジトリのサブリポジトリとして登録しました。その上で、全部に共通の要素(著者プロフィールぐらいですが)を全体リポジトリに配置しました。

これで、ちょっとした作業を別の端末で行う際に、全部をCloneしなくても作業ができるようになりました。かなり良いですね。

MercurialはサブリポジトリとしてSVNのリポジトリも持つことができるらしく、バイナリだけSVNで管理する、というようなことも可能っぽです(やってみてないのでどちらが良いか不明ですが)。

シネマの時間の原稿もMercurialで管理していますが、初回から現在までの分が全部1つのリポジトリです。こちらは基本的にテキストデータばかりなので容量もたいしたことはありませんが、前のものに戻って修正するということが基本的にないので、一年ごとにサブリポジトリ化しても良いような気もしています。

これまで持っていたギターは島村楽器のJamesブランドのアコギと、フェンダーMEXの72年シンラインの二本。いずれも子供がやるにはボディも大きいし、スケールも長くて持ちづらいのです。

そこでこのCS40J。JはJr(ジュニア)ということらしく、小ぶりなクラシックギターという位置づけのギターです。

ちょうど安いガットギターでも買おうかな、と思っていたところへ、このヤマハのCS40Jはショートスケールだし、一石二鳥なのでありました。

子供が始めるには、スチール弦は指への負担が大きくて挫折しやすいような気もするので、ナイロン弦、ショートスケール、スモールボディのこのモデルは非常に条件が良いのでありました。

もちろん、クラシックギターとしては最低価格帯のモデルなので、やはり鳴りはそれなりです。ただ、信頼のヤマハブランドなので、まともな弦を張りさえすればチューニングも安定するし、練習用として最低限の性能は備えています。価格から考えると相当優秀なギターと言えるような気がします。

※おそらく、まともにやるならもう一ランク上のものをお勧めされると思います。僕自身も、丸一日弾いてみて、それなりに満足ではあるのですが、上達したら物足りなくなるかもな、という気配は感じています。

子供がやるからという理由で買ったものの、僕が愛用していくことは目に見えておりますね。玉置浩二さんのスタイルにあこがれて、ガットギターで弾き語りする、というのがやってみたかったのです。しばらくこのギターを愛用していきます。